長野県小川村で、有機JAS認証を取得し、有機農業に取り組んでいます

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2026年3月26日木曜日

令和8年度より小川村農林公社みらいの正規職員として働きます

 昨年の春のブログで専業農家を辞め、小川村農林公社みらいという組織でアルバイトをしながら麦ダンス農園も続けるということをお伝えしましたが、今年の春から公社の正規職員として働くことになりました。

実は今年の年明けまでは昨年と同様のアルバイトスタイルで新年度も継続と考えていたのですが、急遽正規の人が1名アルバイトへ変更することになり、正規でどうか?と声をかけていただき、考えたうえ正規で働くことに決めました。

正規で働くことで昨年より圧倒的に自分の畑に関わる時間が減るので、麦ダンス農園の方は今までのような農業は続けられません。かといって借りている畑を返されても困る地主さんばかりで、管理する畑は継続します。(ぶっちゃけ公社の給料だけでは生活をしていくには厳しく、農業収入も必要というのが現実です)ちょうどタイミングよく、新規就農で畑をやりたいという方が現れ、7反歩ほど彼らへ引き継ぐことになりました。それでも2町8反歩ほどの農地を維持管理していくことになります。

平日の朝夕と土日という限られた時間の中で、畑を回していくことになるので、管理作業に膨大な時間のかかる野菜の栽培は大幅に減らし、日常的にはさほど手のかからない大豆と小麦を栽培品目の主軸にしていきます。具体的には大豆、小麦、緑肥の3年輪作体系で省力かつ持続的な方向を目指していきます。

農林公社で正規で働くことで、より公社内でやれることも増えてきます。(林業部門で木材を運搬する大型車両を運転するための大型免許を取得中です)小川村の農林業を今後も良い形で存続させ、これからも住み続けたい地域であるように微力ながら尽力して行きたいと思っています。

以上、新年度に向けてのお知らせでした。


2025年12月28日日曜日

2025年振り返り

 2025年も残すところ、そして年男もあと3日となりました。

巳年の今年を振り返って

まず一番大きかったのは、2012年より12年続けた専業農家から、この4月より農林公社の一員として働きながら、自分の畑も耕作するという兼業農家のスタイルへ変更したことです。

専業農家というスタイルを変えるという決断をしたときには、それなりに思い切った決断ではありましたが、実際やってみてほぼ1シーズン経ちましたが、今の気持ちは結構普通だなという感覚です。

普通という表現も分かりづらいかもしれませんが、当時自分の中ではとても大きな決断であったし、大きな変化であると思っていましたが、実際はたんたんと今までと変わらない充実感で日々を過ごし、すんなりとその暮らしに慣れてしまいました。それは自分にとってとても自然であり、普通のことでした。

農林公社の仕事が、今まで自分がやってきたこととそれほど大きな違いはないというのも理由の一つかもしれません。トラクターで畑を耕耘したり、大豆やソバなどの種まき、コンバインでの収穫作業(コンバインは初めて乗りましたが)、などどれも自分にとっては馴染みのある作業です。月の半分ほど公社で作業し、残りの半分で自分の畑作業という日々で、結局毎日農作業という体の使い方に大きな変化はなかったように感じます。とはいえ昨年までと農園の経営内容は大きく変わりました。

経営内容は激変したのですが、管理している面積はそのままなので、手のかかる野菜の面積を大幅に減らし、野菜に比べ手のかからない大豆、小麦を増やしました。それでも使いきれない畑は贅沢な使い方ですが、緑肥しか栽培しないという畑もありました。

野菜は毎日の収穫出荷作業からはじまり、細かな管理作業の量が膨大であり、加えて環境の変化に繊細でそれに応じた管理作業にとにかく手間がかかり、伴う精神的なプレッシャーも大きいです。当然、栽培面積が増えれば増えるほどそれらは増大し、とても兼業で務まるものではありません。一方、小麦は種まき準備と種まきをしてしまえば、あとは収穫までほとんど手をかけずに済み、大豆は草管理と培土を兼ねた中耕作業の時期が大変ですが、それでも手のかかる時期は一時でそこを乗り越えれば、管理の手間からは解放されます。

そういった理由から野菜の栽培は一人でこなせる面積に絞り、どうしても人手が必要なときだけ、お手伝いさんにお願いする形にしました。少し大きな家庭菜園程度の規模感で、自宅で食べる野菜の他、毎日道の駅の直売所へ持って行き、多少の売り上げにするといった程度でした。ただ直売所の売り上げもちりも詰まればなんとやらで、大事な収入源になっています。

1シーズンやってみての今の感想は結構このスタイルが気に入っています。

今まで農業以外の時間はほとんどとることができませんでしたが、シーズン中もそこまで追い詰めて作業をすることもなく、自分や家族、地域活動に充てる時間がとれるようになったのは今の自分にとってはうれしいことです。趣味の時間も全くなかったのですが、久しぶりに趣味の時間も楽しんでいます。特に地域の様々な活動は自分がこの地で農業をやるのと同じくらい大事な位置付けで、これからも住み続けたいと思う場所づくりに直接関わっていくことが、特に人口の少ない田舎にとってはとても大事なことです。今までは最低限のリソースしか割けませんでしたが、今年は思いと行動が一致できるくらいは時間を使えたことがとてもよかったです。

自分では気づきませんでしたが、顔つきがやさしくなったと言われたこともありました。今まで相当気張ってたんだなーと(笑)

農業経営の方は資材、肥料、運賃、人件費とすべての経費が上がるなか、そしてここ数年の暑すぎる夏、極端な干ばつや集中豪雨など、農業一本で食べていく環境は年々厳しくなっているというのが実感です。物価が上がっていくことで暮らしが豊かになるという実感は全くなく、そのレールから片足くらい落ちていても生きていけるくらいの柔軟性とタフさはこれからますます大事だなという実感が強くなっています。ありふれた言葉で言えば、お金も大事だけど、お金に頼り過ぎず生きていく力みたいなもの、そして地域のコミュニティづくりが待ったなしの課題かなと。

農林公社での仕事はいわゆる組織の中での働き方というのが新鮮であり、自営業で自分の意見だけで進んできたこととは全く違うベクトルで仕事をするわけで、意見の違う人とどう折り合いをつけ、協力していくかなど、勉強になる場面も多いです。しばらくは様子をみながら、小川村に農林公社がどのような形であれば最適なのかを考える時間になりそうです。

村のこれからの課題に向け、このタインミングで農林公社へ関わり出したことは、後々良い判断だったと自分自身、そして地域の人たちが思えるような仕事をしていきたいと改めて感じています。

しばらくは麦ダンス農園も廃業することなく、兼業で継続していくつもりなので、今後ともよろしくお願いします。

それではみなさま、良いお年をお迎えください。

2024年12月31日火曜日

2024年振り返り

 2024年大晦日

この1年を振り返って。

畑のこと。

ズッキーニやインゲンなどの果菜類の栽培面積を今年は前年に比べ、かなり減らしました。特にズッキーニは過去一番やっていた1.2ヘクタールから40アール、インゲンは15アールから2アールまで減らしました。

面積が広いとその分、細やかな管理作業が難しく、結果良いものが採れず収穫量も減ってしまうという経験をこの数年でして、手をきちんとかけられる面積で秀品率、収量ともに上げていきたいというのがその理由です。

管理作業が多くかかる作物は当然面積を広げると人手が必要になり、人員確保の難しさ、人件費がかさむのも大変になってきたということと、近年の気候は就農当時の10年前に比べ確実に変わってきていて、特に夏場の高温、干ばつ傾向はひどく、今まで以上に手をかけないとまともな野菜ができなくなっているということも大きな要因です。

特に小川村は農業の盛んな地域に見られるような、基盤整備がしてあり水路が確保されている畑はなく、昔ながらの地形のままの畑がほとんどです。昨今の暑さと干ばつで水やりをしないと野菜が育たなくなっていますが、水路の来ていない畑での水やりはとても大変です。山から出ている水をパイプで何百メートルも繋げて引っ張ってきて、タンクに溜めてポンプで水やりをするのですが、このような方法ではとても大きな面積をカバーすることはできず、今年の選択として面積減をさらに進めることにしました。

結果としてインゲンなど水を多く必要とする野菜は、しっかりと水管理ができたおかげで狙い通り収量、品質共によくできました。ズッキーニは前半は良かったですが、7月末〜8月頭に定植し、9月以降に収穫予定のステージでは芳しくなかったです。

カブ、小松菜、大根などの秋野菜は9月に入っても気温が下がらず、発芽率が落ちたり虫害がひどく、苦労しました。何度も種の播き直しが必要でした。ただ大根だけはとても上手くいきました。良かった要因として考えられるのは畑の土目の影響が大きいと感じています。基本粘土質の強い畑が多い小川村ですが、今年大根を播いた畑は粘土質ではありますが、比較的軽めの土で、高畝にし通気性の良い物理性を確保できたおかげで、発芽その後の成長も順調に進みました。発芽でこけるとその後の生育もいじけた感じになり虫害にも遭いやすく、逆に発芽が順調だとその後の生育も虫に負けず(被害はありますが、葉の展開の方が勢いがよく虫害が気にならない)育つということがよく分かりました。

野菜の栽培面積は減らしましたが、全体の耕作面積は年々増えています。その分大豆と小麦の作付け面積が増えています。大豆、小麦は野菜に比べると格段に手がかからないので、面積をこなすには良い作物です。ただそれなりの面積となると収穫や調整に必要な機械は大型になり、とても個人で揃えられる代物ではありません。幸い、小川村には農林公社という組織があり、大型の収穫機や乾燥、選別などを行う設備が整っていて、作業を委託できるシステムになっています。

これからのこと。

今後も高齢化で農作業ができなくなる人が増え、耕作を頼まれることが多くなっていくのは間違いなく、農林公社との連携がますます大事になってきていると感じています。

昨年から今年にかけて高齢で畑を続けられなくなり、引き受けてくれないかと頼まれることが増えてきました。ただ自分も現在3.8ヘクタールという面積を耕作していて、現状では手一杯です。よっぽど条件の良い畑でないと引き受けることができない状況で、申し訳ないと思いながらもお断りしている状況です。今後のことを考え、どのように小川村の農地を維持管理していくのか、(または管理して行かないのか)ということに向き合い、小川村全体をみたビジョンを持つ必要があります。自分一人では限界があるので、自分がどう動くのが村にとって、自分にとって、明るい未来が開けるか、考え行動していきます。

小川村で農業をしていく意味をずっと考えています。

自分の役割がなんなのか、少しづつ分かって来ました。

来年はもう少し具現化して動いていけそうな気がしています。

今年もたくさんの人に支えられ1年過ごすことができたことに感謝です。

皆さま、良いお年をお迎えください。

2024年1月4日木曜日

2024あけましておめでとうございます

 2024年新年あけましておめでとうございます。

新年早々、能登の地震という事態からの始まりになってしまいました。

多くの方が亡くなられ、また被災されています。

ご冥福をお祈りするとともに、一刻も早い復旧を願っています。

今の自分に何ができるのか、昨年のハウス倒壊のときにたくさんの方に手伝ってもらった経験で、恩送りをしていきたいと考えています。

昨年1年も農業は厳しい年になりました。

お盆過ぎから干ばつで後半の夏野菜は壊滅的でした。その後も高温、干ばつが続き、大根の播種の時期も苦労しました。インゲンは前年の土壌改良が逆効果になってしまった可能性もあり、収穫はほぼできないという状況でした。

ここ2年間の農業の在り方、妻との関係性など、うまくいかない部分が多く、今までやり方では継続が困難になってきていると感じています。

今まではいかに条件不利な点を改善し、生産性を上げていくかに主眼を置いてきましたが、いまいちど、ここ小川村で農業をしていく意味を考え、この地に合った農業の在り方によって行きたいと考えています。不利な面、マイナスな面への克服も大切ですが、ここの良い点、土地に合った作物の選択、地産地消を進める方向性が今やりたいことです。

まとまりませんが、過去の10年を踏まえ、その経験を活かしながらも新たな方向へシフトしていく年になります。

本年もよろしくお願いします。

2023年5月21日日曜日

気持ちは新人!(嫁記す)

 5月に入ってから農作業を少し手伝い始めました。

農家の嫁なので農作業していて当たり前と思われているのですが、

実は全くの新人状態(まだまだ新人になれるっていい笑)。

私にとっては、自分がある程度心地よく暮らせることが大切であり、

今までと変わらず家のこと、こどものこと、事務作業が優先順位なので

どこまでやれるかチャレンジなわけですが、

こうして気持ちと時間をさけるようになったのは

こどもの成長以外のなにものでもないです。

ここまで大きくなってくれてありがとう。

そして、私おつかれさま笑


農作業は今のところ、苗の植え付け、草取り、種まきが主な内容です。

今日は自家用に作っているお米の、田植えを家族でやりました。

機械でやるのであっという間に終わりましたが、

出荷用とは違っていつもよりのんびりした気持ちでやりました。

田んぼに入ったあとは海水浴に行った時のようで、

山にいても水の感覚が楽しめて良いものですね。

(嫁記す)







2023年1月3日火曜日

2023年あけましておめでとうございます

 2023年 謹賀新年

あけましておめでとうございます。

旧年中に2022年の締めくくりの総括を書きたかったのだけど

年が明けてしまいました。

昨年は就農10年目を迎える節目の年でしたが、胸を張って報告できるようなことは何ひとつない一年でした。ましてやこれまで自分が正しいと信じてきた道が揺らぐような出来事もありました。

これから先どのような道を歩んでいくのが、家族を含め自分に関わる人(もちろん僕自身も)にとって良いのか?

考えています。

食べるものを作っていくという素晴らしい仕事をこれからも続けていきたいと思っています。

今年も、これからも、よろしくお願いします。

2022年3月10日木曜日

青い葉っぱたち












 

今年の冬は、小松菜とほうれん草をハウスで育てています。
冬の間、ちょっとずつ食べてきたのですが、
この頃あたたかくなり、そろそろ花が咲きそうなので
今はせっせと食べています。

今日は小松菜をザクザク切ってオリーブオイルで炒めたものを
大量につくりおき。
パスタにしたり、ごはんにまぜたり、パンにはさんだり。

 

ほうれん草は付け根のところもきれいに洗って、
これまた大量にしょうゆ洗いしておきました。
農家なんでたくさん食べるのでしょうゆ洗いははずせません。
これで何つくろうかな〜。


 

    

 

葉っぱたちをボウルの中で洗うとき、 気持ちよさそうっていうか、 
お風呂に入れてる気持ちになります笑 この感覚がしあわせ。
気のせいか、すこしずつアクが強くなっている気がします。
この味の変化も、生きてる感じがして発見があります。

2022年2月23日水曜日

第2回 テンペサミット開催〜


みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
テンペ担当の嫁です。

去る2月21日、本州のへそ、わが小川村にて
テンペサミット開催さる!しかも第2回目!

雪がしんしんと降る中、
製造のもたいテンペさん、だいず食堂パチョコ、
テンペ料理を出してくれるお宿ビオトープの丸田夫妻、
ご近所に移住してきた現代美術家さんと発酵研究人である奥さん、
そして麦ダンスチームが参加しました。

それぞれテンペ料理を持ち寄って、楽しくおしゃべり。
テンペの未来を語り合い!?ました。

ぶっちゃけ、美味しいねって料理を食べていただけとも言えますが笑、
日々の中でそれぞれにテンペに向き合っているメンバーで
こうやって顔を合わせられたことが心温かく、
また、新商品、新メニュー、近況報告など聞けて
みんなの本気を感じてとっても元気をもらいました。

麦ダンス的には、今年のテンペの合言葉は
シューイチベジタリアン!
でいきたいと思っています。
みなさま、よろしくお願いいたします。
 

2022年2月4日金曜日

節分 麦ダンスの豆で豆まき

 


昨日は節分。

近頃の農園はと言いますと、
農園主ともに机の前にいることが多いです。
この時期にしかできない勉強や会議をしたり、
夏にむけての作戦を練ったりしています。
私は確定申告や帳簿の作業、
家事の効率をよくするため、家の中の点検をしています。

冬なのに結構いそがしく、ありがたいことです笑
そんな感じなので正直、大人は豆まきどころではなかったのですが
なぜか豆まきを楽しみにしている子どもたち。
豆があるのに炒り豆を買ってくるのもなあ、
ということでつくりました。
子どもたちのおかげでしごとの鬼にならずに?
季節を感じることができました。

そして今日は立春。
もう立春だー!!!
と、農園主は雄叫びをあげておりました笑

雪景色の中に陽ざしが少しずつ強くなってきています。
自然と体と心が夏に向かいはじめてます。
ほとんど草とか、虫とかと一緒ですね笑

嫁記す




2022年1月19日水曜日

りんごジュースをしぼる。

 


村内、どこもかしこも雪景色な、今日この頃、
村にあるりんごジュースの共同加工所は、ジュースしぼりの最盛期。
我が家でも、自家用のりんごジュースをしぼりました!

業務用のジューサーですって、残ったものを袋に入れて手でしぼって、
大きな釜で熱して、びんにつめて。。。
外はめちゃんこ寒いのに、加工所の中は熱気で暑いくらい!
私たちは趣味というか体験レベルでの作業なのでなんとかやれるけれど
これが本業の方達はすさまじいなあ、と加工業の迫力を勝手に想像してビビってました笑。
いやあ、いい勉強になりました。こんな経験をさせてくれるすまいる農園さんに感謝です。




これが我が家のりんごの木。
畑に通ううちに愛着が湧いてきました。


あたりまえですけど、本当にいろんなかたち、大きさのりんごがありますね。
お店ではみたことのない小さなりんごはなんとも可愛かったです。
そして形が少々悪くても美味しくいただきました。


りんごの木の下に落ちていた葉っぱを本にはさんでおきました。
葉っぱのしおり!?


こんな風に楽しめるのは贅沢だなあ。
感謝、感謝。(嫁記す)


2022年1月3日月曜日

元旦は、家族のビジョン発表会。

 みなさま、明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


ところで、我が家のお正月、ここ数年は雪が心配だったり、コロナがあったりで、自宅でのんびり過ごしています。恒例になりつつあるのが、農園主のお姉さん家族と、アメリカにいる妹とのオンライン飲み会。みんな年中忙しくしているので、なかなかゆっくり話すことがないのですが、お正月くらいは家族水入らずで、じっくり話せるのが嬉しい。自然な流れで、それぞれの近況報告からはじまり、これからどうしたいか、という話になっていくのですが、これが面白い。お姉さん家族は、舞台の仕事、自然食品と化粧品販売、妹夫婦は本やレコードのお店をしていてみんな自営業で、結局仕事の話題がほとんどになってしまうので、家族のおしゃべりというよりは、夢とロマンの、個人事業主のビジョン発表会!になります笑。

個人的にはこれがとてもいい。家族だから正直に話せるし、なにを言っても受けとめてもらえる感が非常に良いのです。自分の実家では、こういうことはありえないですが、こんな風に家族で意見や想いを共有できることはとても素晴らしいと思っています。

話の中で特に印象的だったことは、

「自分が大事だと思っていることを伝えていく責任がある」と農園主が言っていたこと。

ちょっと不器用なやり方かもしれないけれど、きっと農園の仕事でそれを表現していきたいのだろうと思います。私も然り。私達にとって仕事は表現のひとつなんだなと思いました。

個人的なことになりますが、わたしにとって今年は決断の年。

自分の気持ちに正直に、今までやってきたことを総動員して、仕事していきたいと思います。














今年のおせちの図。ちょっとはつくれるようになってきた!

嫁記す。

2021年12月31日金曜日

2021年総括

令和3年大晦日 

もう2021年も終わりですね。今年も多くの方に支えられ、応援していただき、年を越すことができることへ心より感謝します。ありがとうございました。

1年の締めくくりに自身への振り返りを含め、今年特に印象的だったことを記しておきたいと思います。

 














2021年は2012年春に就農し、10年目を迎える節目の年だった。この10年さまざまなことがあったが、どうにかこうにかここまで続けてくることが出来たというのが正直な気持ちだ。見ず知らずの土地で、経験もお金も機械も基盤も土地もない、知り合いもいない、そして山間地域での営農不利地での完ぺきな見切り発車、今思うと我ながらゾッとするほど無謀で無知な行動だった。10年前の自分に声をかけることができたなら、「なめるのもいい加減にしろ、そんなに甘くないぞ」と間違いなく説教することだろう。

ただ当時としては、どうにかなるだろうという根拠のない自信だけがあったと思う。当然その自信がガタガタと崩れていくこの10年でもあった。幸い奇跡的にもここまで続けて来られたのは多くの方にお世話になり、支えられてきたことは言うまでもない。まだまだ経営的には吹けば飛ぶような有様で、しっかりとした経営基盤ができたとは言えないが、10年続けて来られたということは自分にとって大きな励みとなっている。

これから先の10年も自分らしい農業がこの地で続けていけるよう、一歩一歩歩んでいきたいという思いだ。

2021年総括として、今年の出来事を振り返ってみたい。

今年取り組んだこととして、最も大きな効果が得られたことに出荷場のカイゼンがある。ものの動き、ひとの動き、効率的な作業体系を今までの経験をもとに徹底的に考え、レイアウトと作業体系を作り実践した。

結果、より少人数で多くの収穫物を処理できるようになった。深く考え実行することでさらなる課題や工夫の余地が明確に見えてきて、今後はこれをもとにマイナーチェンジを繰り返していけばますます良い環境になっていくだろうという道筋が見えたことも大きな成果である。

栽培に関しては前半のズッキーニの出来は良く、7月中旬からは日量300㎏の目標設定を大きく超える日量500㎏オーバーな日も何度かあった。その後雨の日が多く、8月10日を境に収量はガクンと減り、100㎏を下る日も多くあった。その後大きな回復が見られないまま、シーズン終了となった。

今年は梅雨が2回来たような雨の多い夏だった。大豆面積は年々増え、今年は1ha弱の作付けだった。梅雨時の晴れ間が極端に少なく、播種から1カ月の間に2回行う中耕培土作業が進まず、一時は栽培を諦めかけたほ場もあったが、臨時で人に作業をお願いするなどして、どうにか全ほ場で収穫までこぎつけることができた。

大豆にとってはよい天候だったのか、収量は過去最高の出来であった。なかなか安定した天候が今後も望めないなか、面積増加に伴う最大のリスクである中耕培土作業をいかにタイムリーに行うことができるか?が大豆栽培のカギになるが、中耕培土作業をお願いできる臨時スタッフを入れるというのは解決策の一つになると感じた。常日頃から人の確保を念頭に置いておく必要がある。

インゲンはシーズン中、途切れなく収穫するために3ステージに分けた栽培スタイルを取ってきたが、例年8月の一番暑い時期の栽培がうまくいかず、今年は思い切ってその時期の栽培を止め、前半後半の2ステージに絞った栽培にした。取引先へは以前から共同出荷している小諸の農家へその時期に注力してもらう形で出荷の穴を開けないように調整した。面積も若干減らしより管理が行き届くようにした結果、収品率の向上につながった。潅水方法や土壌の物理性などまだ課題は多いが、今後の方向性が見えてきたことは良かったことである。

丸オクラはインゲンの端境期である8月上旬から収穫が始まり、インゲン収穫スタッフが丸オクラも収穫できるようにしたことで、時間の使い方、仕事の回し方がよくなったと感じている。

昨年試験的に栽培したミニ大根を今年は面積拡大し、ズッキーニ以降秋の主力作物としての地位を確立すべく、注力した。大根の播種時期である8月末にも雨が多く、畑に入れず、種が適期に播けない、まだ乾ききらないうちに焦って耕し、うまく種まきできないという状態だった。それでも過剰に播種をしておいたおかげで何とかものになったものから出荷をし、注文分に穴を開けることなく終わることができたことは良かった。播種時期の畝づくりはじめ、改善すべく課題は山積みだが、取引先の反応よく、大いに手ごたえを感じ、来年以降さらなる売上向上を目指し、この時期の主力作物となるよう注力していく。

いわゆる重量野菜を初めて栽培して、もっともネックになるのが輸送費だ。ズッキーニやインゲンなどの軽量野菜に比べ、1本あたりの輸送費の割合が増え利益を圧迫する。始める当初から分かっていたことだが、週間の荷動きも定まらないなか、運送会社と話しをするのは控え、まずやってみてという思いからあえて今年は既存の配送システムで通した。どういう輸送システムを作るか、今後の重要な課題だ。

売上は全体的な需要減の影響か、ズッキーニはシーズン通しての市場価格が就農以来おそらく最安値を記録し、10月には農協から強制ではないにしろ出荷抑制への協力依頼というものが初めて来た。市場価格低迷の影響で直接販売している取引先からの注文数にも大きな変化が見られた。取引先によってはシーズン中1回も注文が来ない、例年週6回が1回に、というくらい激減した箇所もあった。また例年通りという取引先もあり、明暗が分かれ、取引先のカラーが鮮明に表れた。結果として売上は大きく落ち込むこととなった。安値とは関係ないが、一件の取引先とは意見の相違により、取引関係を終了するということもあった。

ここ数年は安定した(と思い込んでいた)取引先との関係だったが、それぞれの関係性がより克明に表れ、温度差がはっきりと表れることになった。これを踏まえ、来年は営業活動に力を入れていくことにする。具体的には新規顧客開拓のための営業活動より、現時点でつながりがあるところとのさらなる信頼関係の構築、お互いの仕事の充実と制度向上を目的とした話し合いをしていきたいと考えている。

スタッフのこと。毎年来てくれ今年で8年目になるYを中心に住込みスタッフ2名、収穫スタッフ2名、出荷スタッフ3名体制で、毎年住込みスタッフが変わる中、去年初めて来たMが今年もスタッフとして来てくれ、フルタイムのメインスタッフ2名がリピーターという農園始まって以来初めてのことがあり、仕事の効率化に大いに貢献してくれた。リピーターのありがたさを痛感する。もう一人の住込みスタッフはニュージーランド人という、日本人以外のスタッフの採用も初めての経験だった。コミュニケーションの難しさ、楽しさを感じ20代にオーストラリアで得た日常会話くらいの英語力を改めて取り戻したいという欲求が起き、英語の会話能力の獲得に向け、この冬は動いてみようという気になっている。

大豆の中耕培土作業やズッキーニの収穫などうまくヘルプを頼むことで、適期作業や日量増減への対応などがスムーズになり、より精度の高い仕事がこなせるということが改めて認識できた。今後もこのような形は継続していきたい。今の経営スタイルを支えているはこのスタッフたちの力が大きく、より気持ちよく働ける場づくりや人との関係を大切にしていきたい。

全体としてはズッキーニの安値が打撃で売上は大きく落とすことになったが、カイゼンの成果やスタッフとの関係性、秋の主力となるミニ大根への足掛かりなど今まででにない手ごたえを感じることができた。また来年以降へ良い形でつながるよう、春に向けて計画を立てていきたい。

以上、2021年振り返り。


来年はまた新たな10年の始まりでもあり、初心に還った気持ちで歩んでいきます。

今後とも麦ダンス農園をよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えください。

2021年12月14日火曜日

レイアウトのしごと

 

出荷場のレイアウト カイゼン作戦




今年やっとのことできちんと取り組めたことのひとつ。
出荷場のレイアウトをよくするということ。
去年の見取り図を見ながら今年の作戦を練り、
さらにシーズン中に出てきた問題を解決しようとチャレンジしてみた。
格段に動線が良くなり、作業効率も上がったと思う。
何より作業していて気持ちいいことが一番うれしい。

時間が節約されて、今までできなかったクリエイティブなことに使うこともできる。
素晴らしい!
毎年課題は出てくるけれど
すきあらば改善していきたい。

以前、誌面のレイアウトを仕事でしていたけれど
その経験がまさか出荷場のレイアウトにもいかせるとは!笑
この作業、好きだな〜。

2021年12月4日土曜日

そろそろ冬支度

 

新大豆、到着。


11月に収穫した大豆が調整を終えて、

我が家の台所へやってきました〜。


雪が降り、農園の仕事も

片付けや冬支度を残すところとなりました。










この頃、よく思うことなのですが

自分は周りの人に影響されて生きている、ということです。

いまさら何を言う!笑 って、

当たり前のことかもしれないけれど。


わたしが今まで気がついていなかっただけなのか

そういう人が増えたのか、わからないけど

とにかく、ちまたに素晴らしい仲間や前向きな人たちが結構いて、

特に人生論とか?語り合ったわけではないけど

その姿やちょっとした会話でそのエネルギーを感じるから不思議。

やや省エネモードになりつつあった自分も

よりよく生きたい、チャレンジしてみよう、と思うようになりました。

これって単純にすごいことと思う。

それと同じように、自分もまわりに影響を与えているよね。。。


まずは自分がよりよく生きよう。

今シーズンの終わりにそんなことを思いました。

嫁記す

2021年7月2日金曜日

今シーズンスタッフ勢揃い!

 毎年恒例のスタッフ顔合わせBBQ。







ズッキーニ、インゲン収穫もピークに向かい、地元のスタッフ、住み込みスタッフも揃い、いよいよ本格的な繁忙期突入です。

今年も暑く熱い夏が始まります!

2021年6月25日金曜日

 ほんとに気まぐれで恐縮ですが、

畑の麦があんまりにもきれいだったもので

投稿してしまいます~(嫁記す)














麦ダンスだしね~

農園をはじめる前だか、はじめた時だったか

ずいぶん前に小麦つくってくれたけど

おいしかったなあ~楽しみです。

2021年6月23日水曜日

大豆中耕と梅雨

 6月9日に播種した大豆がきれいに出揃いました。

これから1回目の中耕作業(除草のため2週間ごとに2回中耕に入ります)



ちょうど梅雨どきに重なり、毎年作業が思うように進みません。

下手すると雑草がドンドン伸びて、手のつけようがなくなります。

梅雨の晴れ間を狙っていかにこの中耕作業を進められるか?

緊張した日々が続きます。

写真の畑もあと4列で終了というところで、一気に土砂降り。

残りの大豆畑、8反歩。頑張りまーす!

2021年6月11日金曜日

継続認証10年目の認定証が届きました

 先日、有機JASの実地検査が行われ、申請書類も問題なく受理され、今年の認定証が届きました。



有機JAS継続認証10年目です。
そして農園も10年目を迎えます。
ここまで続けてこれたこと、本当にたくさんの方に支えられてきました。
ありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いいたします。

 


2021年5月30日日曜日

 ズッキーニ一番手の一番花咲きました。

5月が比較的低温だったせいで、狙いより1週間くらい遅い開花です。

とはいえ昨年は初っ端から病気に悩まされていましたが、今年は今のところ病気の症状もなく順調な滑り出しです。






いよいよ今シーズンのズッキーニが始まります!


2021年4月27日火曜日

麦ダンス農園という農園名だし小麦栽培してみてますが、、

 就農して初めて小麦栽培に取り組んでみてます。

ずっと麦を作りたいと思っているものの、なかなか今まで実現せず。

作りたい理由として

・自分で栽培した小麦粉食べたい

・小川村で昔から行われていた大豆・麦輪作体系の再現

・有機物として収穫残渣(麦わら)の畑への還元(土づくりに貢献します)

・就農に至る思いの原点である収穫間近の麦の風景の再現

などなど。

で、なかなか実現しない理由

・お金にならない(麦などの土地利用型作物は基本的には北海道などの広大な土地で大規模栽培が一般的、それでも輸入産には価格面ではかないません)

・麦の収穫期が夏野菜の繁忙期と重なる。

・麦の収穫期が梅雨時と重なる。

・種まきから収穫まで時間がかかり畑を有効に使えない。

などなど。

でもやっぱり作ってみたいので1枚の畑で試験栽培してみました。

今後の経営作物にうまく組み込めたらいいなーと思ってます。

風景としては最高なんですけどね。