長野県小川村で、有機JAS認証を取得し、有機農業に取り組んでいます

2019年7月20日土曜日

研修生の受け入れ

麦ダンス農園、開業以来初めて研修生を受け入れることになりました。

村単独の研修制度が数年前にでき、今まで該当者がいなかったので、小川村としても初めての事業活用です。

当然、過去の事例はなく農業委員会はじめ役場関係者も不安な中、受け入れ農家である自分自身も不安で一杯です。

自分自身の経営もまだまだ不安定な上、ここ小川村では、新規就農で生活の基盤を築くというモデルが存在しません。
もちろん過去には農業で生計を立て、子どもを育て上げた農家は小川村にもたくさんいました。
でも時代が変わり、山間部で条件不利地のこの辺りの地域では離農が進み、子育て世代の専業農家はほとんどいないというのが現実です。
産地と言われる農業の盛んな地域では、どの作物をどのくらいの規模で生産し、必要な投資はこれぐらいで、何年で回収し、手取りはこれくらいというモデルケースがあって、自治体や農協、普及センターなどもいろいろと情報を持っていたりします。
そういった環境ではないここ小川村で、農業で生計を立てて行くというのは、みんな不安になるのは当然のことなのです。
僕自身も残念ながら大手を振って賛成できる気持ちはないです。
なぜなら「大変」だからです。
でも本当にここでやりたい気持ちがあるなら、ぜひ挑戦してほしい、というのが本音です。
同世代で頑張る仲間が増え、小川村の農業が盛り上がっていく。
一人ではできないことも、仲間がいれば可能性が広がります。
未來の「仲間作り」の意味合いを込めて、受け入れ農家として全力でサポートしていきたいと思います。
お互いしっかりこの地で自立し、切磋琢磨していける関係を築いていけるよう頑張ります。

来週は農業委員会に呼ばれて、経過報告です。


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