長野県小川村で、有機JAS認証を取得し、有機農業に取り組んでいます

里山の風土が育てる 西山大豆

古から伝え守る西山大豆の由緒

  • 大豆畑
  • 大豆(ナカセンナリ)
  • 西山大豆

信州・善光寺(長野市)の西部に位置する小川村、長野市中条・信州新町・七二会・小田切は、“西山地域”と呼ばれ、四方をぐるりと山々で囲まれた山間地域です。
この地域の多くは、水の便が悪く、傾斜地であるため稲作には向いておらず、古くから麦や豆類、麻、そばなどが作られてきました。
なかでも大豆は、その品質の良さが高く評価され、“西山大豆”と名付けられ、遠く日本海側の地域へも運ばれて米や塩、海産物と交換されるようになりました。

西山地域で栽培されている豆は現在10種類以上。
そのなかでも「黄大豆」「青大豆」「鞍掛(くらかけ)大豆」「黒豆大豆」の4種類を西山大豆と呼んでいます。写真は黄大豆

西山大豆が美味しい理由

大豆は湿気に弱いので、傾斜地で水はけの良い西山地域は栽培に適しています。
また、その地形に加え、粘土質の土壌が味の引き締まった美味しい大豆へと育ててくれます。
さらに、昼と夜の温度差が大きいため栄養がたっぷりと蓄えられるのも美味しい大豆をつくることができる要因だと言われています。

近年、生産者の高齢化、輸入などによる価格の低迷、食生活の変化など、時代とともに栽培面積は減ってしまいましたが、地元では西山大豆を使った味噌やしょうゆ、豆腐などの加工品作りや「西山大豆フェア」などのイベントも開催されるなど、西山大豆の魅力を再発見する取り組みや活動なども行われています。
※引用)信州西山大豆公式パンフレット(西山大豆フェア実行委員会事務局)

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